まいりましたが、今回がラストです。
そもそも、普段の生活ではズボラを絵に描いて額装したような
下っ端が、なぜこれほどまで衛生面に気を付けているかと申しますと、
開店準備中に受けました「食品衛生責任者養成講習会」で、
食中毒の恐ろしい話をさんざん聞かされたからです。
(最終的に「発生は運次第」と言われましたけれど…!)
次亜塩素酸でしか退けられないノロウィルスは仕方ないとしても、
その他の原因菌で事故を起こしましたら大問題、
とても下っ端が取り切れる責任ではありません。
お客様が直接手にされる碁石だからこそ、
本日もせっせと洗うのでした。
さて、前回の続きです。
紆余曲折を経まして、当サロンでは現在、以下のような方法で
碁石を洗っております。
■ザルを使うと、碁石に混じってしまったホコリや髪の毛等を取り除きやすいです。
(金属製のザルを使うと、碁石に傷がつく場合があります)
■碁石が重なったり下になる面は意外と乾きにくいので、
タオルでパタパタはたいてざっと水気を取ってから、
バスタオルに広げて一晩自然乾燥させます。
■欠けた石がないかチェックしながら碁笥に戻します♪
ただ上記の洗浄作業をくり返しておりましたら、
碁石も何か諦めてくれたのでしょうか、それなりに
滑らかな表情になってきました。
ただ…
あまりにもツルツルと手馴染のない碁石たちは、
乾燥肌の下っ端のような手には、非常にホールド
しづらいものとなったのでした。
清潔と使い勝手は両立しないものですね(泣
(author:下っ端)